配膳のルールについて考える
配膳のルールは地域や利き手に関わらず共通
配膳の基本
上のイラストをご覧ください。美味しそうな和食ですね。
配膳には日本全国共通のルールがあります。
我が家では献立を考えるときの基本は一汁三菜なので、この品数で配膳する場合は次のようになります。
主食+主菜+副菜+副菜+汁物。
まず主食のご飯は左の手前。
汁物は右の手前。
主菜は右の奥側。
副菜は左の奥側と中央。
というのが基本です。
もっと詳しく言えば、副菜二品については左奥側には煮物(副菜)、中央は和え物(副々菜)です。
左利きでも同じです
左手にお茶碗をもって右手でお箸を持つ日本の文化。
左手前に飯碗を置くのが効率的。食べやすさを考えると基本の配膳がベストなのでしょう。
では、左利きの場合はどうでしょう?
ちなみに我が家の息子は左利きです。
効率を考えるとご飯と汁物の位置は逆のほうが食べやすいはずです。
しかしながら、マナーの点から考えると左利きであっても基本の配膳に変わりはありません。
関西の汁物の配置
配膳ルールは全国共通ですが、地域差があることもあります。
関西圏では主菜は右手前・汁物は左奥側
関西圏では右手前に主菜、左の奥側に汁物、右に副菜という配膳が多いです。
岡山でもチェーン店ではないお店では、主菜が右前・汁物が左奥側の配膳は結構多いように感じます。
これは主菜を豪華にする関西の商人気質が影響しているためであるとか、左手にもつ飯碗や汁椀を左側に集めた配置にする方が食べやすい合理的考えであるという説があるようです。
配膳は大切
美しい配膳で美味しくいただきましょう
お客様を家にお招きするとき正しい配膳ができればスマートですね。
正しい配膳でのお客様へのおもてなしは素敵です。
特に飯碗と汁椀の位置が反対になったり、箸先が右になったりすると仏さまにお供えするお膳のように思われ失礼になりますのでご注意くださいね。
配膳ルールも変わることもあります
関西圏では配膳の位置が異なります。これは決して悪いことではないと私は思います。食文化は変化して当然だと思うので。
我が家では子供が小さい頃は汁物をひっくり返えして大惨事にならないように汁物を奥に配膳していました。
最近、ズボラな私はお皿洗いが楽になるようもっぱらランチプレートを使用します。そうするとスペースの都合上、左前がご飯、左奥が汁物という配膳になってしまいます。
私の息子は左利きです。自宅で食事をとる場合はお箸の上げ下げの都合上、箸先が右側になるよう配膳します。お客さまには失礼な配膳形態であっても、左利きの息子にとっては毎食煩わしい思いをするよりは食べ易いはずです。
本人には基本のマナーも教えていて自宅では食べやすい様に配慮していることもわかっています。それでいいのかなと都合よく考えています。
楽しく食事をとる分には各家庭の配膳ルールがあっても良いかなと勝手に思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ポチッとワンクリックおねがいします。